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ようこそ、
ジャパニーズウイスキーの世界へ

ジャパニーズ・ウイスキー蒸留所 外観 内観

日本のものづくりが詰まった一杯を、
ご案内いたします。

日本とウイスキーの出会いは、幕末まで遡ります。黒船で来航したペリーが、日本の人々にウイスキーを振る舞った記録が残されているのです。そして1923年、ついに日本でも本格的なウイスキーづくりが始まり、『サントリーウヰスキー』が誕生しました。

それからおよそ100年。ジャパニーズウイスキーは、その繊細かつ高品質な味わいで、世界から高い評価を受けるまでになりました。その人気に比例して、国内の蒸留所も増加の一途をたどっています。2010年にはわずか8カ所だったウイスキー蒸留所は、2023年末には100カ所を超えるまでに。これは、日本が今や世界有数のウイスキー生産地となりつつあることの何よりの証明です。

2010年から2023年の国内蒸留所数の変化 8:2010年 → 114:2023年
日本全国のジャパニーズ・ウイスキー蒸留所数

日本全国に点在する蒸留所が、
唯一無二の味わいを生み出しています

北海道から鹿児島まで、日本の47都道府県のうち、多くの場所でウイスキーが造られるようになりました。
近年、特に注目されているのは、日本酒や焼酎を手がけてきた酒蔵が、その伝統と技術を活かしてウイスキーづくりに参入しているケースです。長年培われた発酵や蒸留の知見が、ジャパニーズウイスキーに新しい風を吹き込んでいます。

それぞれの土地の気候や水、そしてつくり手の哲学が、ウイスキーの味わいに深みを与えています。日本の豊かな自然と職人たちの情熱が詰まった一杯を、ぜひご堪能ください。

※参考文献:JAPANESE WHISKY YEAR BOOK 2024

ジャパニーズ・ウイスキー
の分類と定義

ジャパニーズ・ウイスキー ロックグラスイメージ

スコッチ・ウイスキーには、
「アイラ」「スペイサイド」「アイランズ」
「ハイランド」「ローランド」
「キャンベルタウン」という
生産地区分による6つの分類があります。
一方で、ジャパニーズ・ウイスキーには、
生産地区分による分類は現時点ではありません。

ジャパニーズ・ウイスキーの定義とキーファクター

100の蒸留所、100の個性
ジャパニーズウイスキーの魅力

ジャパニーズ・ウイスキーの原材料 麦芽、穀類、国内で採水された水

ジャパニーズウイスキーは、日本洋酒酒造組合により細やかな定義が定められています。
□原材料は、麦芽、穀類、国内で採水された水に限り、麦芽は必ず使用
□糖化、発酵、蒸留は、国内の蒸留所で行う
□内容量700リットル以下の木製樽に詰め、国内において貯蔵
□国内で容器詰めし、充填時のアルコール分は40%以上
これにより、日本でつくられるウイスキーとしての基準が守られています。

また、スコッチウイスキーには生産地ごとの区分がありますが、ジャパニーズウイスキーにはそうした決まった区分がありません。その代わりに、蒸留所の持つ背景や特性によって、個性が際立つのです。現在では、大きく次の4つのタイプに分けられます。

①日本酒メーカー:長年の醸造技術を活かし、繊細で奥深い味わいを生み出す
②焼酎メーカー:蒸留の知見を活かした、香り高く個性的なウイスキーが得意
③異業種からの参入:既成概念にとらわれない、新しい挑戦が魅力
④外資系:国際的な視点を取り入れ、新たなジャパニーズウイスキーづくり


これらの蒸留所に共通しているのは、つくり手の熱い想いです。それぞれ異なる背景を持ちながらも、妥協のないものづくりが、唯一無二のウイスキーを生み出しているのです。

ジャパニーズウイスキーの個性を形づくるのは、以下の5つのキーファクターです。
「水」「原料」「発酵」「蒸留」「熟成」この一つひとつに、つくり手のこだわりと工夫が凝縮されています。100の蒸留所があれば、100通りの味わいがある。その奥深さこそが、ジャパニーズウイスキーの最大の魅力と言えるでしょう。

ジャパニーズ・ウィスキーの熟成環境

唯一無二の味わいを生み出す
「熟成(樽と、ウィスキーの熟成環境)」

ウイスキーの風味を決める5つの要素「水」「原料」「発酵」「蒸留」「熟成」の中でも、特に重要なのが「熟成」です。

長期間にわたりウイスキーが眠る樽は、ただの容器ではありません。樽の材質はもちろん、内側の焦がし具合、さらには以前どんなお酒が入っていたかによっても、ウイスキーの香りや味わいは大きく変わります。

例えば、焼酎や泡盛の熟成で樽を扱ってきた蒸留所は、その知識を活かして個性的なウイスキーを生み出しています。しかし、「熟成」だけがウイスキーのすべてではありません。澄んだ「水」、厳選された「原料」、そして、つくり手の技術が光る「発酵」と「蒸留」。これら5つの要素すべてが一つになって、初めて素晴らしいウイスキーの味わいが完成するのです。

5つのキーファクターを高レベルで叶え、
ジャパニーズ・ウイスキーを体現する
5つの蒸留所のご紹介

「水」「原料」「発酵」「蒸留」「熟成」の
すべてにこだわり抜き、
個性を生かしたその蒸留所ならではの
ジャパニーズ・ウイスキーを生み出す、
5つの蒸留所をご紹介します。

鹿児島県 西酒造 御岳蒸留所

西酒造 御岳蒸留所

鹿児島県吹上町の地で、唯一無二の酒造りを手がけている老舗「西酒造」は、1845年(弘化2年)の創業以来、焼酎、ジン、ウイスキー、日本酒、ワインと幅広い種類の酒を製造し、そのどれもが一流品として高い評価を得ています。その西酒造が「これぞジャパニーズ・ウイスキー! と堂々と言えるものを生み出す」という想いで、御岳蒸留所を2019年に完成させました。この御岳蒸留所について、次から詳しくご紹介します。

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広島県 桜尾蒸留所

桜尾蒸留所

広島県廿日市市桜尾に位置する桜尾蒸留所は、美しい瀬戸内海と中国山地の恵みに育まれたクラフトウイスキーの蒸留所です。 桜尾蒸留所では、一切の妥協を許さず原料選びから製造工程、樽の選定に至るまで、細部にこだわり抜いた製法を採用、最高品質のウイスキーを追求しています。また、熟成環境にも徹底的にこだわり、瀬戸内の自然がもたらす気候の変化を最大限に活かすことで、他にはない唯一無二のウイスキーが誕生します。

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鹿児島県 マルスウイスキー

マルスウイスキー(マルス駒ヶ岳蒸留所・マルス津貫蒸留所)

南九州の名門、本坊酒造を母体とするマルスウイスキー。かの竹鶴政孝を英国に送り、竹鶴ノートを受け取ったとされる岩井喜一郎氏によるポットスチルの設計から始まりました。その老舗が長野県駒ヶ岳に設立したのが「マルス駒ヶ岳蒸留所」、そして地元鹿児島に誕生させたのが「マルス津貫蒸留所」です。どちらもその土地ならではの気候風土を最大限に生かしながら、オリジナリティあふれるウイスキーを製造しています。

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北海道 ニセコ蒸留所

ニセコ蒸留所

新潟県魚沼市で1922年に創業した八海醸造が、グループ会社の一つとして2019年にニセコ蒸留所を設立しました。南魚沼で酒米を使用したライスウイスキーの製造を経て、よりウイスキー造りに向く気候であるニセコを拠点としました。ニセコアンヌプリと羊蹄山に抱かれ、豪雪地ならではの上質な水に恵まれたニセコ町の地下約100メートルから汲み上げた水を仕込み水に利用しています。

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山形県 月光川蒸留所

月光川蒸留所

山形・庄内の地に蒸留所を構え、美しく流れる澄んだ清流のようなピュアでエレガントなウイスキーを造る月光川蒸留所。「山形・庄内から世界へ」を合い言葉に、山形県酒田の老舗である盾の川酒造が2023年に創業しました。山(鳥海山)・川(月光川)・海(日本海)の恵み・素材を多数活用し、洗練されたきめ細かさと透明感を大切にしたジャパニーズ・ウイスキーを生み出しています。

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